念能力とは?
ハンター×ハンターにおける念能力とは、自分自身のオーラ(=生命エネルギー)を自在に操る力のことである。単行本6巻で初めてその存在が描かれた。
オーラ自体は微弱ながら一般人でさえ無意識に身にまとっている。それを認識し、意識してコントロールして活用する力 – それがハンター×ハンターにおける念、および念を利用した力「念能力」とされている。
念能力習得に条件はある?
正式なプロハンター資格と念能力は無関係である。しかし、プロハンターには力(生き抜くための戦闘力)も求められる。そのため念能力の取得は「プロハンター試験プロハンターになるための試験 年1回行われ...の裏試験」という位置づけになっている。
作中でゴンとキルアはウイングとビスケから念の手ほどきを受けた。
四大行
四大行とは、念の基礎的な活用方法で以下の4つがある。
纏 テン
肉体から流れ出ている微弱のオーラを自身の周囲に留めること。
絶 ゼツ
肉体から流れ出ているオーラを完全に断つこと。
錬 レン
オーラを練り上げ通常時以上の量のオーラを生み出すこと。
発 ハツ
オーラを自在に操る技術、念能力の集大成。オーラを活用して作り上げた念による特殊技、必殺技。
強化系・放出系・変化系・操作系・具現化系・特質系に大別されるのはこの「発」。才能と能力に関係性はあるものの、発現する能力は興味とも結びついており、才能と異なる分野に興味があると苦手な能力が発現することもある。
念能力者本人の資質によって得意な系統が決まり、図上で離れた位置にある系統ほど習得上限が低くなる。
応用技
周 シュウ
自分の肉体以外にもオーラをまとわせ強化する。グリードアイランド編父親の手がかりを求めて、念能力者が作った...で「ゴン」と「キルア」は念能力の使い方を学んでいく。
陰 イン
オーラを見えづらくする。ヨークシン編大都市 ヨークシン を舞台に、ゴン&キルア...では、クラピカとウボォーギンの戦闘が印象深いところ。
具現化した鎖を『陰』で隠していたクラピカと「凝」で確認しようとするウボォーギン
凝 ギョウ
肉体の一部にオーラを集中させる。目に集中させるだけが凝ではなく、一部に集中させる行為すべてが凝。
凝を使い、モンスターの弱点を見破ろうとするグリードアイランド編父親の手がかりを求めて、念能力者が作った...のゴンとキルア。
堅 ケン
錬で自身の肉体を防御し続ける。グリードアイランド編父親の手がかりを求めて、念能力者が作った...での修行の一環として、ゴンとキルアは「ビスケ(ゴンキルの師匠「ウイング」のさらに師匠)」
円 エン
点と錬の応用技。オーラを自身を中心として広げ対象物を感知する。優秀な能力者ほど大きく円を広げられる・・・わけではなく、円の形状や範囲、特殊能力の付加には得手不得手がある。
剣の達人、幻影旅団の「ノブナガ」でさえ半径数m程度
円について詳しくはこちら
硬 コウ
体中のオーラを一か所に集める技。スローモーションなビスケのパンチでさえゴンの想像を超える威力。
流 リュウ
オーラをスムーズに体の部分から部分へと移動させる。技ではなくオーラを扱うためのスキルのようなもの。
念能力の修行法
これらの念能力は、一朝一夕では身につかない。才能があったとしても、正しいやり方で長期間の修行を積むことが基本条件になる。
方便を用い、念を会得しようとする者を躱すことも
念能力は使い方によって非常に危険なため、悪しき者が会得すると恐ろしい武器になる。それゆえに念能力会得を目論む不心得者をけむに巻くための方便として、点・絶・錬・発の4つの心得を説く。作中ではウイングが(当時は門下生ではなかった)ゴン・キルアに対して方便を説いた。
点 テン
頭の中で目標を定める(ウソ)
舌 ゼツ
点で定めた目標を声に出す(ウソ)
錬 レン
思いを高める(ウソ)
発 ハツ
錬で高めた思いを行動に移す。(ウソ)
発の系統別キャラクター一覧
強化系能力者
ものごとの持つ力を強化することに長けた念能力、強化系
放出系能力者
オーラを体から離しても威力・精度を維持することに長けた念能力、放出系
変化系能力者
オーラの性質を変化させることに長けた念能力、変化系
操作系能力者
オーラを使って人や物を操ることに長けた念能力、操作系
具現化系能力者
オーラによって目に見えるものを作り出すことに長けた念能力、具現化系
特質系能力者
他の5系統に当てはまらないオーラの性質を持つ、特質系