クラピカ 具現化系/特質系能力者
普段は具現化系、緋の目時は特質系
通常時の念系統は「具現化系」。
緋の目状態の時だけ「特質系」になる。
激しい怒りで目の色が変わり、緋の目(ひのめ)になるのは『クルタ族』の特性。クラピカはクルタ族最後の生き残り。
本来、適正がある系統しか100%発揮できないとされる念能力だが、特質系のクラピカはすべての系統を100%発揮できる「絶対時間【エンペラータイム】」と名付けられた状態になる。

富樫義弘 HUNTER×HUNTER 11巻より
この状態でないと使えない能力を、クラピカは多数修得した。使用中は1秒に付き1時間寿命が縮む、肉体的負荷が高いといった致命的な制約を負ってもいる。
能力【絶対時間(エンペラータイム)】
能力【束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)】
【絶対時間(エンペラータイム)】ではなくても使える。
具現化した鎖を自在に操る。「幻影旅団にしか使わないという制約」と「破ると命を失うという誓約」によってウボォーギンの力すら凌駕する強度を持つ。
捉えた相手を強制的にオーラの出せない「絶(ゼツ)」状態にする。そのため相手は腕力のみで鎖に抵抗しなければならず、幻影旅団一の怪力である「ウボォーギン」ですら解くことはできなかった。
能力【癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)】
絶対時間【エンペラータイム】中にしか使えない?もしくは治癒力が弱いながらも使える可能性もある。
自己治癒力を強化し怪我を直す。他人の治癒にも使えるのかは作中で触れられていない。
能力【導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)】
【絶対時間(エンペラータイム)】ではなくても使える。
ダウジングのように探し物を見つけたり、「相手がウソだと認識しているウソ」を暴いたりできる。極限まで集中することで数値には表れない微細な変化を自己認知すら超越して鎖に伝える(クラピカ本人の認識)。通常状態では相手と対峙していないと使えない。
絶対時間【エンペラータイム】中は性能UP。一度会ったことのある人物なら画像を通してもダウジングできるようになる。
能力【奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)】
絶対時間【エンペラータイム】中のみ使える。
他者からオーラと能力を吸い取り、使用する力。
第一段階- オーラと能力を吸い取る
先端にある注射器をターゲットに刺し、オーラを奪いつつ念能力を一時的に奪取できる。一度に吸い取れる能力は1つだけ。オーラを吸い続けるとターゲットを絶状態にもできる。吸い取るだけならクラピカは通常状態でOK。
第二段階- イルカ型の念獣ステルスドルフィンにセット
奪った能力は絶対時間【エンペラータイム】中に呼び出せるイルカ型の念獣「人差し指の絶対時間(ステルスドルフィン)」にセットすることができる。セットすると、吸い取った能力を解析できる。
派生- 解析した能力を使用する
解析した能力は使うことができる。一度使うとその能力は元の持ち主へ戻る。
逆に言うと一度使用するまでステルスドルフィンのセットは解除できず、その間は絶対時間(エンペラータイム)も強制的に続いてしまうデメリットもある。
派生- 解析した能力を別の者に移す
奪取した能力の使用権を他者に移すことができる。ステルスドルフィンの姿はクラピカ自身と能力の使用権を移された者にしか見えない。
使用権を他人に移すと、【奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)】でさらに別の能力を吸い取れるようになる。
使用権を移された者が非念能力者である場合、強制的に念能力の資質を開花させる。
能力【律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)】
ターゲットの心臓にくさび型の鎖を差し込み、クラピカの定めたルールを破れば心臓をつぶす。ルールは【律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)】発動のたびに異なるものを設定できる。クラピカの手元から鎖を話しても効果は続く。もし【律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)】が除念された場合、離れた場所にいるクラピカはそのことに気づくことができる。
また、複数の相手に同時に使うことが出来る。(作中では自分に1本+ゴン・キル・レオリオへの3本までは「可能」と言っていた)
絶対時間【エンペラータイム】発動中にしか使えないが、刺した後は通常状態に戻っても効果は続く。
ゴン、キルア、レオリオとはハンター試験時からのライバルかつ友人。
暗黒大陸編では、王子の護衛として、ブラックホエール号に乗り込む。
イズナビ、ハンゾー、ビスケ、バショウ、センリツはクラピカが雇い各王子の警護に当たらせている。緋の目を所有している第四王子ツェーリドニヒへの接触機会を最大化するため。
暗黒大陸渡航時の役割:情報班